製品情報
ジャンル | 推理(アドベンチャー) |
発売日 | 2006年4月27日(UMD版) 2010年7月22日(ダウンロード版) |
発売元 | D3パブリッシャー |
開発元 | トムキャットシステム |
公式サイト | メーカー 製品情報ページ ソニー 製品情報ページ(終了) |
攻略ページ まとめ
THEどこでも推理 攻略ページリンク | ||
---|---|---|
推理I | 第1話 ~ 第10話 | 第11話 ~ 最終話 |
推理II | 第1話 ~ 第10話 | 第11話 ~ 最終話 |
推理III | 第1話 ~ 第10話 | 第11話 ~ 最終話 |
推理+α | 第1話 ~ 第10話 | – |
レビュー
ゲームの概要
キミにトリックを暴くことが出来るか!? あの推理シリーズ待望の新作が1本になって登場!
ストーリーはなんと68話収録!推理1の18話、推理2の20話、推理3の20話、そして待望の新作10話!合わせて68話の圧倒的ボリュームを実現!
身の毛のよだつ本格ミステリーから思わず涙してしまうようなほのぼのストーリーまで多種多様なシナリオを収録。
ソニー製品情報ページより引用
このゲームは、これまでに発売された以下の3つのソフト
・SIMPLE1500シリーズ Vol.59 THE 推理 ~IT探偵:18の事件簿~(PS)
・SIMPLE2000シリーズ Vol.17 THE 推理 ~新たなる20の事件簿~(PS2)
・SIMPLE2000シリーズ Vol.67 THE 推理 ~そして誰もいなくなった~(PS2)
に、新作の10話を合わせた、計68話の推理ゲームが楽しめるゲームとなっており、「THE推理」シリーズをプレイしていない人には、とてもお買い得なゲームとなっています。
このゲームの舞台は、少しだけ未来の設定で、<疑似人格インターフェイス>という、AIが発展したようなシステムが広がった世界を舞台として、主人公の探偵事務所で起こる様々な事件を解決していく、というようなストーリーになっています。
また、主人公はボイスがありませんが、他の主要なキャラは全話ボイス付きでストーリーを楽しむことができます。
ボリューム感満点の本作ですが、1話あたりのプレイ時間は約10分であり、重厚な謎解きのストーリーを楽しむ、というよりは、お手軽なストーリーをお手軽な謎解きを交えて楽しむ、という形になっていますので、実際にかかるプレイ時間はそう多くはありません。
基本的なゲームの進め方も、画像の気になる部分をクリックして調べる「調査」と、「どうやって脱出した?」「その理由は?」などの問いに対して、選択肢から正解を選ぶ「推理」を繰り返しながら、話を進めていくアドベンチャーです。
間違った答えを選んでゲームオーバーになったり、展開が変わったりということはありませんので、気軽に選択肢を選んで、推理を繰り返すことで、ゲームの世界のストーリーを読んで楽しむ、という感じです。
クリア後の要素としては、「推理I」「推理II」等、それぞれのシリーズをクリアするごとに、「後日談」が解禁され、クリア後の様子をちょっとだけ知ることができます。
また、「推理III」のクリア時には、後日談とあわせて「トリック解説」も解禁されます。これは、トリック解説というよりは、「ネタバレありのあらすじ説明」というような内容でした。
そして新作の「推理+α」をクリアした際には、「人物辞典」が解禁されます。ただの人物紹介ではなく、開発のウラ話的な内容も読むことができるので、一通りクリアしたあとに読めるオマケとして満足できるものになっています。
プレイ後の感想
プレイし初めの時点では、1話あっさりさ加減に物足りなさを感じ、まあ低価格シリーズだからしょうがないのかな、と思いながらプレイしていました。
その前に別の本格的な推理ゲームをプレイしていたこともあって、余計に推理ゲームとしての薄さを感じてしまったかもしれません。
ただ、プレイを続けるうちに、本格的な謎解きを楽しむのではなく、謎解き要素を含んだストーリーを楽しむものなんだな、と思ったら、楽しくプレイできました。
ゲームの中の世界観はしっかりあるので、その中で主要なキャラが様々なストーリーを展開していくのを楽しむことができました。
3本のゲームをまとめているので、ゲームごとにストーリーの山場が一応あり、何気ない日常との起伏を楽しめたのも良かったと思います。
ただ、ゲームとして楽しもうとすると、やっぱり物足りないだろうな、とは思いました。
推理ゲームとして売られているゲームが、「死因はなに?」等を4択で答えるだけで、間違えてもペナルティー無しで選択し直すだけ、というのは、知らずにプレイするとやはりクソゲーか?と思われそうです。
ほとんどが10分で終わるので、話のスケールも大きくはないですし、求められる推理のレベルも高くありません。
そこを低価格シリーズだからこんなもんだな、と割り切ってプレイできれば、値段の割にはかなり楽しめる、オトクなゲームではあります。
1話が短いとはいえ、68話もあるので、ボリューム感は十分です。
68話も入って約2,000円なら、素晴らしいコストパフォーマンスですよね。
気軽に遊びたい、ほどよく頭をつかう推理ものを遊びたい、長いゲームは苦手だ、という人にオススメなゲームになっていると思いました。
コメント